毎年やってくる、敬老の日。
義両親に対して、何を贈るかで毎年悩んでしまいますよね。
誕生日や母の日、父の日など、1年の中で贈り物をする機会はたくさんあります。
なのに、敬老の日まで義両親にプレゼントをあげなければならないの?
そう思っている方も少なくないはず。
そこで今回は、そもそも敬老の日とは何なのか、プレゼントは贈るべきなのかについてまとめました。
目次
敬老の日とは
「国民の祝日に関する法律」の第2条では、敬老の日は以下のように定められています。
9月の第3月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。 引用:内閣府HP
つまり敬老の日とは、日頃お世話になっている高齢者に対し、感謝を伝える日であるということです。
一般的に、敬老の日は孫が祖父母に感謝する日と思いがちではないでしょうか?
しかし、実はみんなが高齢者を敬い、長寿を祝う目的で制定されているんですね。
ちなみに高齢者というのは、一般的に65歳以上とされています。
65~74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者となっています。
義母に対してプレゼントは必要?
では、敬老の日に義母に対して感謝を伝えるためにプレゼントを贈るべきなのでしょうか?
もちろん、プレゼントは義務ではありませんので、贈らなくても問題はありません。
今まで、特に何もしてこなかったという方も結構多いかもしれません。
かといって、スルーしてしまって後から義母に小言を言われたら嫌ですよね。
ですので、きちんと夫婦でどうするかを決めておいた方がいいでしょう。
たとえば、敬老の日以外の別の機会にプレゼントを贈っているなら、あえてプレゼントはしないという選択肢もあります。
そういう場合は、きちんと日頃の感謝を伝えることは忘れないようにしましょう。
嫌悪感を抱く人もいるので要注意!
高齢者は65歳からと上述しましたが、今の65歳は結構若いですよね。
高齢者自身も、「まだまだ自分は若い!」と考えている場合も少なくないでしょう。
そのように考えている人の中には、敬老の日に何かしてあげたら「嫁に老人扱いされた!」と嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。
こちらにその気がなくても嫌な気持ちにさせてしまうかもしれないので、注意が必要です。
そういった部分に気を付けながら、感謝の気持ちを上手に伝えましょうね。
敬老の日には何をプレゼントすべき?
敬老の日に何かをあげると決めた場合の、プレゼントの一例を見ていきましょう。
- お花
- 食品
- お菓子
定番となってしまいますが、上記のあたりが良いでしょう。
何かをあげるのではなく、食事をご馳走するというのも良いのではないかと思います。
また、子ども(義両親にとっての孫)がいる場合は、以下のようなプレゼントもいいですね。
- 手紙
- 似顔絵
- アルバム
孫からの気持ちは、祖父母にとって嬉しいものです。
なので、孫が手作りした物や手紙なら喜んでくれるでしょう。
離れて住んでいる場合は、電話をするなどして声を聞かせるだけでもいいですね。
「賀寿」を祝おう
日本では「賀寿(がじゅ)」といって、節目の年齢に長寿をお祝いする風習があります。
1年に何回もプレゼントを贈るのが大変で、敬老の日は特に何もしない場合でも、賀寿ではお祝いしてあげるといいでしょう。
賀寿とは、数え年で以下の年齢の時のことを言います。
- 61歳(還暦・かんれき)
- 70歳(古希・こき)
- 77歳(喜寿・きじゅ)
- 80歳(傘寿・さんじゅ)
- 88歳(米寿・べいじゅ)
- 90歳(卒寿・そつじゅ)
- 99歳(白寿・はくじゅ)
- 100歳(百寿・ももじゅ)
昔から特別な長寿の祝いとして設定されている年齢なので、お祝いしてあげましょう。
まとめ
基本的に敬老の日には、何もしなくても失礼やマナー違反とはならないと考える方が多いです。
ただ、義父・義母は子どもや孫たちと触れ合う機会として楽しみにしている人も多いです。
そうした気持ちをくみ、何かしら感謝の気持ちをあらわすといいですね。