会社からの要請により、夫が時短勤務になってしまった…
コロナ禍の影響で、そのようなご家庭も以前より増えていることでしょう。
または女性と同じように、育児のために時短勤務を選ぶケースも。
今までの生活スタイルが変わってしまうと、最初はどうしたらいいか戸惑いますよね。
今後どうなるか不安な面もありますが、せっかくなら家族としての絆を深めたいものです。
夫が時短勤務になることのメリット・デメリットと、家族としてできる4つの対処法についてまとめました。
目次
夫が時短勤務になることのメリット
旦那が時短勤務に変わることにより、時間的・気持ち的な余裕が出てくると…
- 夫に家事育児をお願いしやすくなる
- 家族そろって夕食を取ることができる
- 妻も時短勤務経験者の場合、お互いの気持ちを理解できるようになる
このように、一緒に過ごす時間が増え家族としての絆が深まるのが最大のメリットといえるでしょう。
続けて説明していきます。
家族と過ごす時間が増える
時短勤務になって生活が変わった。 過去 →満員電車で通勤、残業当たり前、帰ったら21時 現在 →ゆったり通勤、16時退社、家族と夕飯を食べてもまだ19時 家族で夕飯が食べられる 家族とテレビを観られる 家族と散歩ができる 家族との時間を作っても、自分の時間も作れる QOLが圧倒的に高い。 — ポポ@ミニマルに生きたい (@takepopo_chan) May 15, 2020
家族一緒に夕食を取り、くつろぐ時間も増えたことで、QOLが高くなった方も多いのでは。
QOL(Quality of Life)とは、「生活の質」といった意味で使われています。
遅くに帰宅してただ休息するような生活だと、家族のことを考える余裕もなく…
そのしわ寄せが妻にいっていることも、このような機会がなければ理解してもらえなかったでしょうね。
夫がコロナの影響で時短勤務になって送り迎えをお願いして2週間ほど経ったが、「帰る時間気にして働くのってしんどいんだね」とやっと気付いたらしい!そうなんだよ!その時間が来たら絶対に帰らなきゃいけないんだよ!わかってくれて嬉しい!いい機会でした! — しーがる®︎2y (@19shun91) February 16, 2021
妻だけが時短勤務をしている状態だと、勤務時間が短いぶん家事も多くできると思われがちです。
ただ、勤務時間が短くなっても仕事量が減っていない場合もあります。
そして、残業の多い旦那は家事分担できないのは仕方ない…と妻にばかり負担がかかっている状態に。
家庭のことを気にせずに好きに残業できるのは、ある意味恵まれた状況なのですね。
お互いに、家ですごす時間に余裕ができるとコミュニケーションが増え、生活のために毎日頑張っている事にねぎらいの気持ちが出てきそうです。
夫が時短勤務になることのデメリット
旦那が時短勤務になっても、とくに変わらなかったり、デメリットになったりするケースです。
- あまり時短勤務になっていない場合
- 仕事を持ち帰り、家で続きをしている
- 時短勤務になった分、給料が減る
時短勤務が期間限定ならまだいいのですが、そうでない場合は副業・転職を考える等、働き方を見直すきっかけになる場合もあります。
順番に説明していきます。
時短勤務前とあまり変わらない場合
2時間程度の時短勤務なら、それほど生活スタイルも変わらないことになります。
テレワークとは違い、通勤時間も時短前と同じくらいかかるのもその原因。
以前と変わらず、帰宅後ボーッとしているだけだと妻の怒りを買う可能性も。
共働きの場合、妻は帰宅後に家事育児に時間を取られるため、同じ時短勤務でも休む暇もないのです。
自宅に仕事を持ち帰っている場合
時短勤務になり、退社時間内に仕事が終わりそうにない…
仕事を持ち帰り、自宅で続きをする場合は時短勤務の意味がありませんよね。
旦那は家で仕事をしているので、家族は静かに過ごしたり、家事育児をお願いできなかったりで妻としてはイライラする状況になります。
時短勤務の分、給料が減る
会社によっては、フルタイムで働いているときと給料が同じ…というわけにはいかないもの。
生活費を残業代ありきで考えていた場合は、収入減になって日々のやりくりもきつくなる可能性もあります。
両者が時短勤務を選択した場合、二人でお迎えとか片方は先に帰って夕飯の支度とかすごくQOL上がりそうなんだけど、その代わり世帯収入がかなり下がる。 そうするとやはり効率は悪いというか、選択しづらいよね。将来的な首を絞めかねない。 — いっしー@こまめ‼︎‼︎‼︎! (@kuru_kinoto) February 13, 2019
子供が小さくて手がかかる時期は、夫婦ともに時短勤務だとより助かる面があります。
しかし将来のことを考えると、どこかでフルタイムに復帰して世帯全体の収入を上げていく方向で進めたほうがいいでしょう。
家族ができる対処法
旦那が時短勤務になった場合、家族として対処しておきたいことは次の4つです。
- 休業支援金の確認
- 家族で家事を分担する意識を持つ
- 夫婦の働き方を見直す
- 家計の見直しをする
順番に説明していきます。
休業支援金など給付金一覧の確認
時短勤務は仕方ないにせよ、お給料が減ってしまうのは困りますよね。
働きたい意思はあっても、会社からの指示があると従うしかありません。
会社や旦那任せにせずに、「休業支援金・給付金」等検索して、本来もらえる分の休業手当をきちんと確認しておきましょう。
夫婦の働き方を見直す
時短勤務で手取り収入が下がることを考えると、なるべく共働きできる環境を維持していきたいですね。
妻が勤務する会社の福利厚生が整っている場合は、なるべく長く続けられるよう調整していくといいでしょう。
コロナ禍では、どうしても今後の見通しが厳しい業種があるかと思います。
なので会社だけに依存せず、空いた時間を利用して副業を始めたり、ステップアップにつながる勉強をしたりと時間を有効に使いたいですね。
家事は家族皆で分担する
これからは夫婦協力して、働けるうちは働くというスタンスが大切です。
家庭をうまく回すには、家事は家族全員でやっていく意識が重要。
少し大きくなった子供さんがいたら、お手伝いをお願いできるといいですね。
家計のチェックをする
在宅することが増えて、コロナ禍以前よりも家計の支出内容が変わってきていると思われます。
レジャー費が減った代わりに、食費・光熱費などはどうしてもアップしがち。
おうち時間を充実させるため、動画配信サービスの契約を増やすこともあるでしょう。
時間的な余裕が増えたのをきっかけに、保険の見直しなどしてみるのもおすすめです。
まとめ
時短勤務で思いがけず時間のゆとりができた…
期間限定ならば、家族の時間を思いきり楽しむのがいいですね。
いつまで続くかわからない状況ならば、やはり転職・副業も含めて決断していく必要があるのではないでしょうか。
家族の絆を深めつつも、将来的な世帯収入を増やす行動につなげるのが最適な判断といえそうです。